Essay エッセー
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12.5.28. キャリアデザイン研修に参加して

2012年1月に2日間の自分のキャリアを考える研修に参加して、先週末に今度は
その研修を主催する側になる為の養成研修に参加してきました。

初めてこの研修を受けた時の事も含めて書こうと思いますが、この研修は他との
研修と違って非常に興味深いことがありました。

■興味深かったこと

一つは、全体での講師への質問は、基本的に受け付けない。

何故なら、自分のキャリアを考える意味で、その人が今、この時に持っている
価値観を大切にして、周りの人たちのコメントに左右されないようにする為。
答えは自分の中である、といったスタンス。

(もちろん個別の質問は、休憩中や作業中に講師の方に質問はO.K.)

そういった意味で、研修中に事例を読んで感想を交換するのが数回、1日目の
終了で「働きがい」について各人が考えを述べ、周りが感想を述べること以外、
講師の方のお話を聞いて一人黙々とメモを取ったり、ワークシートを基に自分
を見つめ直すことに時間を費やします。
もちろん、研修の最後に決意表明といったことはやりません。

二つ目は、講師の方は、各人が作業している間は、見回りはしない。

理由は、キャリアとはプライベートな内容になるので、誰かが見たり、見せたり
するものではなく、また、焦らずじっくり自分を見つめ直しながら作業する為。
その為、講師はじっと参加者の作業の進み具合を観察して、困っていたら助ける
といったスタンスで臨んでおられた。

*コンサルタントやアドバイザーは「答え」があってそれを教える人だが、
 カウンセラーや今回のインストラクターは違い、「自力で歩いていける為の
 伴走者」のようなものと仰っていた。



ところでキャリアとは何か?

ラテン語で「馬車」を意味するそうです。

そこから「太陽が空を通り抜ける道筋」「目的地に向かう航路」といった意味で
使われるようになり、やがて「経歴」なども指すようになったとのこと。

ドナルド・E・スーパーは、具体的にちょっと難しいですが、以下の4つに定義しています。

①人生を構成する一連の出来事
②自己発達の全体の中で、労働への個人の関与として表現される職業と、
 人生の他の役割の連鎖
③青年期から引退期に至る報酬、無報酬の一連の地位
④それには学生や雇用者、年金生活者などの役割や、副業、家業、
 市民の役割も含まれる

つまり「人生のある年齢や場面の様々な役割の組み合わせである」みたいなこと
を言っています。

個人的には、キャリアと考えるとは「有限の時間の中で、自分はどんな志を立て、
その実現に懸命に取り組み、社会に対して何を残すことができるのかを自問自答
しながら生きていく」
みたいなことだと今現時点は理解しています。

その過程で忘れてはならないのが「家族や仲間、それから周囲の方々の存在で
あったり感謝の気持ち」
だと思います。

■印象に残ったこと

・研修の中で「ジョ・ハリ窓」という考え方の説明を受けました。
 これは自己理解は、一人で自分のことを考えていても気が付かない領域があって、
 他者からのフィードバックをもらうことが大切、その為には積極的に自己開示を
 行っていく、つまり「受信」の為に積極的に「発信」していくことがが大切
である
 と説いています。それを繰り返し行っていくと自分も他者も自分のことで気が付いて
 いなかった「可能性の窓」が開かれるとしています。

・まだ「キャリアゴール」として目標が明確に定まっていないのならば、
 例えば、「海」か「山」のどちらに自分が行きたいか、といった大きな方向性
 だけでも決まっているならば、明確な行き先(目標)が決まっていなくても
 その方向のバスが目の前に止まったならば、取りあえず乗っちゃえばいい。

 そしてその方向性に進む上で今できることを準備していけばいい。

ゴールは一つでなくてもいい。「Best」の他に「Second Best」「Third Best」を
 もっておけばいい
。(Betterとすると妥協した感があるので上記表現)
 何故なら、外的キャリア(ここでは一般的な仕事の意味)がoutsource等でなくなる
 可能性があるから。

ストレスに強い人は、「中長期的な目標を持っている人」
 何故なら目の前のことに振り回されない。ありたい姿をきっちりもっていることが重要
 (逆をいうなら、目標のな いことがストレス耐性を弱めることにつながる)

過去と他人は変えられない、変えられるのは自分と未来

■感想

慌ただしい生活の中で、これまでじっくり自分の人生について考えることはなかなか
できませんが、研修を通して、独り善がりにならないよう複眼で考えること、色んな
役割を担っていること、また、伴侶の人生劇場にとって自分は傍役であって主役では
ないこと等々改めて大切なことに気付かされました。

人生は長いようで、短い。

四半期毎にこういった機会を意識的につくっていきたい。
キャリアを考えることに時間を費やすのはもったいないと研修前は思っていましたが
キャリアを考えることは、大きな視点(時間的・空間的)で自分の人生そのものを
考えることになり、結果的に何十年後かの自身の人生を豊かにするものと感じました。
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